「いいね」の数は多いけれど、本当に「良い」と思えなかったことはありませんか?
開発者側も、「いいね」によるアルゴリズムに違和感を感じているのかもしれません。その代表的な例として、X(旧Twitter)は全ユーザーに対して「いいね」数を非公開にする機能を導入します。今回の変更により、他人の目を気にせずに「いいね」を利用しやすくなります。
良いものに対して気楽に「いいね」を押したい
XのCEO、イーロン・マスク氏は、「人々が攻撃されずに投稿に『いいね』できるようにすることが重要だ」と話しました。
「いいね」が非公開されることによって、これからは他人の評価を気にせず、自分の気持ちを素直に反映した「いいね」を使うことができます。プレッシャーや他人からの攻撃のリスクが減少し、純粋に自分のために「いいね」を使えるようになります。
「いいね」非公開化はアルゴリズムにどう影響するのか?
開発者側も「いいね」によるアルゴリズムに違和感を感じているのかもしれません。「いいね」は、Xのアルゴリズムに情報を供給し、ユーザーに適切なコンテンツを提案する役割を果たしています。結果的にユーザーは気軽に「いいね」をつけ、よりユーザーが求むコンテンツがアルゴリズムに追加されることが期待されます。
「いいね」をなくすことはSNSのトレンド?
cizucuでは、クリエイターが集まるプラットフォームで、「いいね」機能を採用していません。その理由として、クリエイターが評価に左右されずに自由に写真を投稿し、純粋に写真を楽しめ土壌を育むためです。Xの今回の変更も、ユーザーが自由に表現できる環境を提供しようとする動きでしょうか。MetaのThreadも「いいね」が表示されておらず、SNS全体が数値的な評価を廃止する方向にシフトしていることが見受けられます。
Xの「いいね」非公開化は、他人の目を気にせずに、自分らしさを自由に表現できるようになるという意味で、ポジティブな影響をもたらすでしょう。他人の評価に左右されることなく、自分の意思で「いいね」をつけて、より健全で良いSNS環境が実現することを期待します。
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