近未来の撮影 キヤノン製レンズでリアルなVR映像を撮ろう | Release #220

「RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE」は、「EOS R7」専用の小型システムであり、2つの魚眼レンズを1本にまとめたデザインが特徴的です。水平144度の画角を持ち、4K解像度のAPS-Cセンサーによって、まるで人の目で見ているような自然な立体映像を実現します。

このレンズは、WWDC 2024で発表されたビデオレンズです。「iPhone 15 Pro」で用いられたビデオ技術をさらに向上させ、Vision Proや他のXRヘッドセットと併用することでよりリアルな映像体験を届けます。正方形のアスペクト比と約60度の画角で、ARメガネとしても対応して、幅広いデバイスで立体空間を楽しめます。

2つのレンズから入った光が、プリズムを通してRFマウントのセンサーに届く仕組みで構築されています。視差を利用することで、人の目に近いリアルな深度感を生み、より立体的なVR映像を実現します。

キヤノンマーケティングジャパンが公開したサンプル映像を、XRヘッドセットのMeta Quest 3で見ると、しっかりと立体感を感じ取れる映像になっています。

いかがでしょうか。

今回の発表をきっかけに、近未来的とも感じられるVR映像の撮影が、私たちの身近なものになりつつあります。今回の新レンズは、2024年内に発売予定ですが、価格はまだ未公開です。多くのクリエイターにとって、手の届きやすいリーズナブルな価格設定になることを期待します。