今日は写真業界にとって特別な一日となりました。
「PENTAX」が進めてきたフィルムカメラプロジェクトの集大成であるフィルムカメラ「PENTAX 17」が公式YouTubeチャンネルで正式に発表され、その感動的なメッセージに多くのファンが涙しました。cizucu編集部も早朝のぼんやりした頭で視聴し、心が揺さぶられました。昨年5月にプロジェクトの始動ニュースを取り上げてから約1年、PENTAXチームの皆さん皆さん、本当にお疲れ様でした。
技術者たちの情熱が生んだカメラ
「PENTAX」が今回挑んだのは、ただの古いフィルムカメラの復刻ではありません。引退間近のベテラン技術者から技術を受け継ぎ、現代の技術を融合させた新しいフィルムカメラです。この試みは、時代を超えた価値があります。
アナログの操作感に心が震える
「PENTAX 17」のパーツ一つ一つ、シャッター音、フィルム巻き上げの感触。それらは、アナログならではの魅力を現代に蘇らせ、この先にもフィルム文化が残るかもしれないという未来への希望を感じました。動画の中で語られる言葉や映し出されるアナログなカメラ形は、古臭いと思う人もいるかもしれませんが、その魅力は大きいです。質感と使い心地は他に類を見ない。シャッター音は心地よいクリック感があり、フィルム巻き上げの感触は滑らかであることが伝わります。
未来を見据えた一歩
フィルムカメラプロジェクトは、簡単な道のりではありません。デジタル時代の流れに逆らうような挑戦は、多くの困難を伴ったことでしょう。フィルム時代の技術者の多くが現場から引退している中で、フィルムカメラを開発することは至難の業だったでしょう。失敗を糧に前進し続ける姿勢こそが成功への道です。「PENTAX」は、フィルムカメラ開発における課題に一歩を踏み出しました。その姿勢に応援の声を送りたいと思います。
2024年6月18日時点で、海外では499.95ドル(日本円で約70,000円)で販売されています。まもなく国内でもリリースされることが期待されています。リリースされたら、早速購入してその操作感を試してみたいものです。