夏の撮影は、カメラにとっては過酷な環境とも言えます。
気温が30度を超えるような炎天下での撮影は、カメラがオーバーヒートしやすくなります。撮影中、カメラが突然動かなくなったり、そのまま電源がつかなくなることもあります。カメラが壊れてしまう前に、夏の撮影前にはコンディションをチェックしましょう。今回は、カメラのオーバーヒートを防ぐ方法を紹介します。
遮光アイテムでカメラを守る
直射日光はカメラにとって大敵です。特にカメラの多くは外見がブラックカラーであるため、熱を吸収しやすいです。海外で流れるSNSの投稿によると、ボディが溶けてしまうこともあるとか…。
撮影中は遮光フードを使ってレンズを保護し、撮影の合間にはポータブルシェードを活用してカメラ全体を日陰にしましょう。これだけで、カメラの温度上昇を大幅に抑えることができます。
断熱効果のあるカメラバッグを選ぶ
カメラバッグも熱対策において重要です。断熱効果のあるバッグを選ぶことで、外部の熱を反射し、カメラ内部の温度を安定させることができます。
また、冷却ジェルパックをバッグに入れておくと、カメラをさらに涼しく保つことができます。高温になりやすい車内にカメラを置くのはなるべく避け、日陰のある場所に保管するようにしましょう。
バッテリーを適切に管理する
高温環境ではバッテリーの寿命が縮み、突然のシャットダウンや性能低下を引き起こすことがあります。
撮影の合間にはバッテリーを取り外し、涼しい場所に保管するよう心がけましょう。また、バッテリーを取り出した際に、熱いと感じられたらすぐに交換するようにしましょう。予備バッテリーを用意しておくことで、万が一のトラブルにも対応できます。
涼しい時間帯に撮影を計画する
炎天下での撮影は避け、朝早くや夕方の比較的涼しい時間帯に撮影を計画しましょう。カメラだけでなく自身の体調管理にも、アウトドアでの撮影時には充分な休憩を取りましょう。快適に撮影を続けるためにも、撮影中は定期的にカメラの温度をチェックし、必要に応じて休憩を挟むことも重要です。
炎天下での撮影は、こまめな水分補給や熱中症対策が大切です。また、カメラの方も気にかけてあげてくださいね!カメラは大切な道具です。きちんと管理しないと壊れることもあります。今回紹介した熱対策をしっかりと実践して、カメラを守りながら、夏の撮影を心から楽しみましょう。