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2024.05.30

今さら聞けないISO感度とは | Release #187

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cover image by mori_hero

カメラの世界に足を踏み入れると、専門用語が次々と登場し、初心者には難しく感じることが多いですよね。ISO感度もその一つです。しかし、ISO感度の理解を深めることで、撮影の幅が広がり、写真のクオリティを向上させることができます。今回は、ISO感度の基本とその活用法について解説します。

ISO感度とは?

ISO感度は、カメラがどれだけ光を取り込むかを示す指標です。具体的には、デジタルカメラで取り込んだ光をどれだけ増幅するかを表しています。ISO感度が高いほど、少ない光でも明るい写真が撮れます。例えば、ISO100からISO200に感度を上げると、同じ露出でも明るい写真が撮影できます。

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Image by pwaiチッタ

ISO感度の役割

暗所での撮影

暗い場所では、シャッタースピードが遅くなり、写真がブレやすくなります。ISO感度を上げることで、シャッタースピードを速くし、ブレを防ぐことができます。これにより、手持ち撮影でもブレのない写真を撮ることが可能です。

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Image by 本気のくまにゃん

背景の明るさ調整

スタジオ撮影やストロボを使うシチュエーションでは、ISO感度を上げることで背景を明るくすることができます。これにより、被写体だけでなく背景全体を均一に明るく撮影することができます。

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Image by fujikko

ISO感度とノイズの関係

ISO感度を上げると、暗い場所でも明るく撮影できるため便利です。しかし、ノイズの発生というデメリットもあります。ISO感度が高すぎると、画像にざらつきが生じ、画質が低下します。一般的に、ISO1600まではノイズが目立ちませんが、ISO3200以上になるとノイズが増えやすくなります。

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Image by yNAK

ISO感度の設定ガイド

シチュエーションに応じて最適なISO感度は異なります。以下のガイドラインを参考にしてみてください。

  • ISO感度100〜400:晴天の屋外や明るい環境での撮影に最適です。ノイズが少なく、クリアな写真が撮れます。
  • ISO感度400〜3200:屋内撮影や曇りの日、夕暮れ時など、光が少ない状況で使用します。ブレを防ぎながら明るい写真を撮ることができます。
  • ISO感度3200以上:夜間撮影や非常に暗い場所での撮影に適していますが、ノイズが増えるため、必要に応じて使用するのが良いでしょう。


ISO感度を活用するコツ

ISO感度の設定に慣れるには、実際に撮影しながら試行錯誤することが重要です。カメラの性能やシチュエーションによって最適な設定は異なるため、自分のカメラでISO感度を調整しながら撮影することで、適切な感度を見つけてください。また、ノイズを抑えつつ明るい写真を撮るためには、ISO感度だけでなく、絞りやシャッタースピードとのバランスも考慮することが大切です。

ISO感度は、カメラの基本設定の一つであり、適切に設定することで撮影の幅が広がります。初めは難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねることで、徐々に慣れてくるはずです。最初は暗すぎたり、白ボケしたりするかもしれませんが、その試行錯誤も楽しんで素敵な写真ライフを過ごしてください。

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