富士フイルムは、ラージフォーマットセンサーを搭載したミラーレスカメラ「FUJIFILM GFX100S II」を発表。発売予定は6月中。店頭予想価格は84万7,000円前後(税込み)。
1億200万画素センサーと高性能画像処理エンジンを搭載
「FUJIFILM GFX100S II」は2021年2月に発売した「GFX100S」の後継機となる新モデル。1億200万画素の「GFX 102MP CMOS II」イメージセンサーとXシリーズ第5世代デバイス「X-Processor 5」画像処理エンジンが搭載されており、従来機からの処理速度向上が期待される。
進化した被写体検出AFと連写機能
また動物、鳥、クルマ、バイク、自転車、飛行機、電車の検出に対応したAIによる被写体検出AFを搭載。アルゴリズムの改良により、顔・瞳AFの性能も向上している。連写速度は最大約7.0コマ/秒に達し、従来機のGFX100Sの約5.0コマ/秒を大きく上回っている。これにより、動く被写体の撮影がよりスムーズに行える。
高画質を支える新機能と改良点
「FUJIFILM GFX100S II」下限がISO 80まで常用感度として使用可能となり、広いダイナミックレンジと低ノイズでの撮影が可能である。フィルムシミュレーションは「REALA ACE」を含む全20種類が搭載され、撮影の幅が広がっている。動画撮影機能では最大4K30P記録に対応し、13+stopの「F-log2」も搭載している。また、メモリーカード記録とHDMIによる外部出力で異なる動画形式の記録にも対応している。その他、EVFは0.5型・約576万ドットに向上し、バッテリーの静止画撮影可能枚数は約540枚(ノーマルモード)となっている。
外形寸法は150×104.2×87.2mm、質量は約883gで、GFXシリーズ最軽量となっている。
新製品の主な仕様
- イメージセンサータイプ:43.8mm×32.9mm GFX 102MP CMOS II
- 有効画素数:約1億200万画素
- 除塵ユニット:圧電素子による超音波方式
- 手振れ補正:8.0段
- プロセッサ:X-Processor 5
- SD UHS-II カードスロット
- SSD出力対応
- フィルムシミュレーション 20種類
- AFシステム:測距点:425点
- 測距輝度範囲:-5.5EV
- 被写体認識: 動物、 鳥、 バイク、 自転車、 飛行機、 電車、人物
- ドライブ性能:メカニカルシャッター:30-1/4000秒
- 電子シャッター:30-1/16000秒
- フラッシュ同調速度:~1/125秒・撮影速度:~7fps
- 撮影枚数:圧縮RAW 30枚・非圧縮RAW 16枚
- ファインダー:0.5型・約576万ドット
- モニター:3.2型・約236万ドット・バリアングル式
- 動画:・4K:30p 720Mbps
- FHD:60p 720Mbps
- 出力:MOV(ProRes 422HQ/422・H.265・H.264)
- インターフェース:
- USB:USB Type-C (USB3.2 Gen2x1)
- ヘッドホン:ø3.5mm
- マイク:ø3.5mm
- HDMI:HDMIマイクロ端子、ø2.5mmリモートレリーズ端子
- シンクロ:あり
- その他:・Bluetooth Ver. 4.2・IEEE802.11a/b/g/n/ac
- バッテリー:タイプ:NP-W235
- 撮影可能枚数:約540枚
- 充電方法:USB
- サイズ:150×104.2×87.2mm
- 重量:約883g バッテリー、 メモリーカード含む