cover image by Ikumi Watanabe
リコーが提供するGRシリーズは、開発プロセスやアプローチの中で一貫性を持ちクリエイターたちに信頼されてきました。初代GRから始まる歴史の中で、GRシリーズは画質、即写性、携帯性という3つの要素を追求し続けています。最新の「GR III」は、現代のニーズに見事にマッチする機能が追加されると同時に、初代と大きく変わらぬ外観で今も安心感を与えてくれます。
このように今回は20年以上にわたる開発話を通して、GRシリーズがどのようにして今の絶大な支持を得てきたのか、その秘密に迫ります。
開発に込めたリコーのフィロソフィー
「GR III」の開発は、ユーザーへの熱心なリスニングとニーズの理解から始まりました。スナップ写真を撮る際に不便だと言われていた要素を解決するため、手ブレ補正機構やタッチ操作可能な液晶画面など、スナップシューティングをより直感的で快適な体験にするための機能が盛り込まれました。
Image by Sentimental_Jong
また、35ミリ判換算28mmの焦点距離も、GRシリーズの魅力の一つです。GRには、広い視野を持って様々なシーンを把握する能力があります。そのため、ユーザーは創造的な構図を探求できる一方で、風景全体をフレームに収めることができます。
シンプルさに宿るこだわりがユーザーを魅了する
GRシリーズは、長年カメラを扱ってきた経験豊富なユーザーをターゲットにしていると言えます。近年のスマートフォンの広角レンズ化により、広角撮影への需要は減少しています。しかしGRシリーズはあえて広角レンズを活かして、考えて撮影する技術や視点を重視するユーザーにアピールしています。
Image by Ikumi Watanabe
しかし、その簡単な操作性や携帯性から、結果的にはカメラ初心者にも愛され、入門機としてもハイエンドカメラとしても愛用されるようになりました。
20年を支えた柱、これからのGRシリーズ
20年という長い歴史の中で、常に画質、即写性、携帯性という三つの柱を支えにして、ユーザーに最高の体験を提供し続けてきました。
Image by Jang Kumi
GRシリーズは、写真好きにとって永遠の相棒として色あせることなく、愛されつづけるでしょう。シンプルさと奥深さ、使い手の視点を尊重する姿勢は、GRが創造された初代から変わりありません。
