NiSi Filters Japanがシネマレンズシリーズ「ATHENA PRIME LENS」に焦点距離18mm、40mm、135mmの3本を追加発表。発売日は2024年4月5日。価格はいずれも23万1,000円(税込)。3本セット(18/40/135mm。専用ケース付き)は60万5,000円(税込)で販売している。
既に発売済みの14mm、25mm、35mm、50mm、85mmとあわせて、計8本にラインアップが拡充された。8本セットは151万8,000円(税込)で提供している。
柔らかなボケと鮮明なディテールを描写
「ATHENA PRIME LENS」は高度な低色収差技術とマイクロコントラストの調整により、柔和なボケ感と細かいディテールの再現を可能にする。さらに、フォーカス時の画角変化も極力抑えられている。
PLマウントには、レンズの後部にドロップインフィルターを挿入できるスロットが備えられており、背面ネジ式フィルターを使用することができる。また、NiSi製のクローズアップレンズを使用することで、マクロ撮影も可能となる。
便利さを兼ね備えた新レンズシリーズ
新しく追加されたシリーズの対応マウントは〈キヤノンRF〉、〈ソニーE〉、〈富士フイルムG・L・PLマウント〉の5種類であり、イメージサークルはφ46mmである。シリーズ全体でレンズの重量と外形寸法がほぼ一致しており、ジンバルに装着した際のレンズ交換時の再調整が不要である点が特徴である。
ただし、135mmレンズのみ他のレンズと比べて約180g重くなっている。
また、レンズ径や絞りリングの位置も統一されており、フィルターやフォーカスギアなどのアクセサリーも共通で使用可能である。
作例
新製品の主な仕様
- 絞り(T値):T2.2~T22(18mm)、T1.9~T22(40/135mm)
- 絞り羽根:10枚
- イメージサークル:46mm
- ギアモッド/ピッチ:Focus: 08 MOD / 32 Pitch
- 最短撮影距離:0.25m(18mm)、0.4m(40mm)、1m(135mm)
- フィルター径:φ77mm
- フロント径:φ80mm
- 重量:800g(18/40mm)、980g(135mm)