Seseorang dengan payung berjalan di bawah bayangan gedung pencakar langit

9月某日、うめきたエリアに完成した新施設「グラングリーン大阪」を一目見ようと私は大阪駅で途中下車をした。まだ全面オープンでは無かったために雰囲気を少々嗜むだけにはなったが、強い夕陽に照らされた摩天楼が公園に大きく影を下ろしていて、影を追う写真家としては絶好であった。一通り撮影を終え、駅へと戻ろうとしたその時、突然視界が一変する。予報には無かった不意のゲリラ豪雨に、誰もが一つ屋根の下に雨宿りを余儀なくされた。すぐ近くのグランドフロントのビル群さえも霞む大粒の雨。瞬く間に軒先は水のカーテンとなり、みな逃げ場を失った。とはいえ私は雨景撮影を嗜好とする人間ーただただこの時間が刺激的でこれ以上ないほどの愉しさを過ごしていた。とにかく今目の前に広がる幻想的な時空間を写真に収める。この閉鎖された屋根の下で考え得るあらゆる画角で自分の表現欲を満たす。いつになく右脳がフル稼働する実感を得られた激動の1時間だったと思う。当然ながら膝下はずぶ濡れで、髪も頭にぺったりとくっついていたが、微塵も気になることは無かった。 写真とは難しいもので苦労したからといって良いもの・納得できるものができるとは限らない。この時も、ここであんな感じで撮れば良かったといった後悔はいくらでも出てきた。同時に、結局は運次第なんだという根源的なところにもたどりついた。しかし、その運をものにするのは、ものにできるのは、自分以外の何者でもない。そのことに改めて気付かされた日だった。この写真は、この日撮った数百枚のうち自分の納得できる数少ない1枚ー他人がどう言おうが私は運をものにできた1枚だと思っている。 これからも、様々なものに多様な視点をもって世界を眺め、私にしか見えていない地球のどこかの刹那を、どこかの誰かに伝わるような写真を撮り続けていきたい。

SONY ILCE-6000

Seseorang dengan payung berjalan di bawah bayangan gedung pencakar langit

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