むこう #限界建築学生 #豊田市美術館 #カメラ初心者 去年の今頃、カメラに興味を持つ前のこと。 設計課題の〆切に追われながら、周りの素晴らしい作品に劣等感を感じて。心がくじけそうになり、自分ではどうしようもなくて、気持ちの切り替えと勉強を兼ねて、当時豊田市美術館で開催されていたフランクロイド展に足を運んだ。 企画自体はとても興味深かったし勉強になったが、周りにはお洒落な人や頭の良さそうな人しか見受けられなくて、自分なんか、と、更に自信をなくした。 展示を全て観終えた後、なんとなく、引き寄せられるように登ったスロープの上からみえた景色が、これだ。 多分、5分、いや、10分？ただずっと立ち尽くしていたように思う。あの時の感情を、言葉に表すのは難しいけど、家に帰っても、もう、自分の作品を他人のものと比べて涙することは無かった。 先日再び豊田市美術館を訪れた際、生憎曇天だったけれど、あの日と同じ場所に立って、あの日のことを思い出した。 むこう側から、夢を叶えた未来の自分が、手を振っている気がした。

Vista escénica de un cielo al atardecer reflejado en el agua